
「実家を相続したけれど、住む予定がない」
「しばらく放置している家があるが、特に問題はないだろう」
このように、使っていない家があることはわかっているが、具体的にどうすればいいかわからないという方は少なくありません。
しかし、東広島市や豊栄町では空き家の増加が深刻な問題となっています。
東広島市の空き家の現状
• 空き家の数:3,760戸
• 空き家率:16.3%(全国平均13.6%を上回る)
• 空き家バンク登録率:わずか0.4%
つまり、東広島市内にある空き家のほとんどが、活用されずに放置されているのが現状です。
「うちの空き家も、そのうちなんとかしよう…」と考えているうちに、税金が増えたり、老朽化が進んだり、近隣トラブルの原因になってしまうことも。 この記事では、空き家を放置することで起こるリスクと、今すぐできる対策を詳しくご紹介します。
空き家を放置するとどうなる?4つのリスク
「住んでいない家だから、特に問題ないのでは?」と考えている方も多いですが、空き家を長期間放置すると、予想以上のリスクが発生します。
① 固定資産税が大幅に増加
空き家でも、住宅が建っている限り「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税は軽減されています。しかし、適切に管理されていない空き家は「特定空家」に指定され、税額が最大6倍に増える可能性があります。
✔ こんな空き家は要注意!
• 庭の雑草が伸び放題になっている
• 建物が傾いていたり、老朽化が進んでいる
• 長年、人の出入りがない
東広島市では「特定空家」に指定された場合、固定資産税の優遇がなくなり、税負担が一気に増加します!
② 老朽化・倒壊の危険
空き家は、人が住んでいないと急速に劣化が進みます。
• 屋根や壁が崩れる
• シロアリやカビの発生
• 雨漏りによる構造の腐食
特に豊栄町のような湿度の高い地域では、カビや腐食が進みやすいため、定期的な点検が必要です。建物の状態が悪くなると、修繕費が高額になり、最終的には解体せざるを得ないケースもあります。
③ 近隣トラブルの原因に
「誰も住んでいない家だから、周囲に迷惑はかけていない」と思っていませんか?実は、空き家が近隣住民にとって大きなストレスになることがあります。
• 庭の雑草が生い茂り、景観が悪化
• 害虫や野生動物の住処になる
• 老朽化した建物が強風で飛ばされ、隣家に被害を与える
近隣住民から市役所に苦情が入ると、「特定空家」として指導が入ることもあります。そうなる前に、最低限の管理をすることが大切です。
④ 不法侵入や放火などの犯罪リスク
人の出入りがない空き家は、犯罪のターゲットになりやすいと言われています。
• 不審者が住みついてしまう
• ゴミの不法投棄の場所になる
• 放火のターゲットになる
空き家を放置しないために!今すぐできる対策
「うちの空き家、大丈夫かな…?」と思ったら、今すぐできる対策を考えましょう!
① 定期的な管理をする
最低限の管理を行うだけでも、空き家の劣化を防ぐことができます。
✔ 定期的に換気し、湿気対策をする
✔ 庭の草刈りや剪定を行う
✔ 外壁や屋根の点検をする
管理が難しい場合は、空き家管理サービスを利用するのも一つの方法です。
② 東広島市の補助金制度を活用する
東広島市では、空き家の活用を支援する補助金が用意されています。
主な補助金制度
1. 空家住宅等改修支援事業補助金(改修費の3分の1・最大50万円)
2. 空家住宅等家財撤去支援事業補助金(家財撤去費用・最大15万円)
3. 東広島市空家対策事業費補助金(老朽空き家の解体・最大50万円)
「家の活用を考えているけど、費用が心配…」という方は、まず補助金の対象になるか確認してみましょう!
③ 空き家バンクを活用する
東広島市には空き家バンクがあり、空き家を売却・賃貸するサポートを行っています。
✔ 売却を考えている方 → 移住希望者とのマッチングが可能
✔ 賃貸を考えている方 → 東広島市の移住促進プログラムと連携
東広島市の空き家バンクに登録すれば、地域活性化にも貢献できます。
まとめ – 空き家は放置せず、活用の道を考えよう!
空き家を放置すると、税金の負担増、老朽化、近隣トラブル、犯罪リスクといった様々な問題が発生します。しかし、適切に管理し、活用することで、空き家は価値のある資産に生まれ変わります!
✅ 最低限の管理をして、特定空家の指定を避ける
✅ 東広島市の補助金を活用し、費用負担を抑える
✅ 空き家バンクを利用し、売却・賃貸の道を探る
「この家、どうしよう?」と迷っている方は、まず空き家相談窓口にご相談ください!
適切な管理と活用で、空き家を負担から資産に変えていきましょう。